「株式会社エムピーキッチンホールディングス」(東京都)取締役社長 石川 晃久様
深夜帯の営業再開へ――特定技能外国人が希望の光に
飲食業界全体の課題ではありますが、弊社も人材確保に苦戦し、採用単価の高騰に頭を悩ませてきました。
特にコロナ禍以降、その影響は一層深刻となり、これまで大きな収益源だった深夜帯の営業が、人材不足で続けられない状況に。営業できずに失う機会損失の大きさを目の当たりにし、悔しい思いをしたのを覚えています。
深夜帯の営業を再開すれば確実に利益を生み出せるものの、日本人の人材採用は非常に難しい。この課題を解決するため、新しい採用手段を模索する中で、希望の光となったのが、特定技能外国人制度でした。2023年5月、たまたま弊社に直接応募してくれた特定技能外国人の方が非常に優秀で、短期間で即戦力として活躍してくれた成功体験から、「みなさんの力をもっと借りたい」と強く思うようになりました。
特定技能外国人の方々は、異国の地で新たな挑戦をしたいという意欲にあふれています。さらに、深夜営業の高い賃金は彼らにとって魅力的であり、弊社の人材不足解消にも大きく貢献してくれる。相互のメリットもぴったり合致します。
こうした期待のもと、特定技能外国人の力を活用することが、事業を前進させる鍵になると確信。多くの特定技能外国人の方々を受け入れることを決断しました。
年間採用の約半数が特定技能外国人 事業を支える大きな力
STAY WORKERさんに依頼し、2023年10月から本格的に面接を開始。約半年で、ミャンマーから33名、ウズベキスタンから1名、ベトナムから4名、合計38名の特定技能外国人を採用しました。直近の年間採用計画では、80名のうち特定技能外国人40名、新卒10名、リファラルなど20名、中途採用10名。採用の半数を占める特定技能外国人が、事業を支える重要な存在だとよくわかります。
当初から、海外招聘を選択肢に入れていました。言語や文化の違いがリスクになる見方もありますが、事前準備や受け入れ態勢を整えれば十分に対応できます。それ以上に、特定技能外国人の方々は個人のスキルアップにとどまらず、店舗や会社全体の成長に大きく貢献してくれております。
彼らは、日本での初めての職場が弊社なので、責任感を持って努力してくれる方が多い。理系分野出身の方も多く、基礎能力の高さに驚かされます。国内在住者の採用も並行して進めていますが、海外招聘の人材が持つ能力や意欲が際立っていたので、自然とその割合が増えていきました。
もちろん、現場には当初、外国人採用に対する戸惑いや不安もあったでしょう。しかし、経営側の、優秀な人材であれば国内外を問わず採用する意志を、丁寧に店長クラスへ伝えました。一度に多くの特定技能外国人を採用したので、経営の本気度が現場に伝わり、やるしかない覚悟が浸透したのだと思います。採用後は、日本人メンバーがしっかりとサポートにあたってくれ、現場での混乱もなくスムーズに運営できました。一気に採用を進めるとともに、受け入れ態勢を整備したことが成功の鍵だったと感じます。
採用から入社後まで際立つSTAY WORKERの支援体制
STAY WORKERさんを選んだ理由は、USEN&U-NEXT GROUPの信頼性と充実した支援体制です。在留資格や期限の確認もしっかり行われていますし、コスト面での配慮も行き届いている。対応は迅速で、スクリーニングも徹底するなど、サポート力は他社より突出しています。安心して採用を進められました。
みなさんには特定技能2号を取得してほしいので、全員にN2以上のスキルを身につけることを推奨しています。
STAY WORKERさんには模擬試験の実施や「japany」の導入サポートなど、入社後も日本語学習支援を継続していただいており非常に心強いです。このような採用から入社後のフォローまで一貫した支援体制をもっと多くの方に知っていただきたいですね。
特定技能外国人の皆さんの力があるからこそ、人材面での余裕を確保しながら物件選定や事業展開を進めることができる。今後も年間10店舗の出店を目標にしており、ペースを落とさず採用を継続するつもりです。事業の安定とさらなる成長を目指し、特定技能外国人の皆さんとともに、未来を切り拓いていきたいと思います。