ここでは健康保険について説明します。
日本の制度では、健康保険と厚生年金は2保険1括で加入するルールになっています。厚生年金については下記よりご確認ください。
>>社会保険② 厚生年金保険について
■健康保険の自己負担割合について
健康保険に加入すると保険証が発行されます。病院等の医療機関で保険証を提示することで、診療を安く受けることができるようになります。窓口で負担する割合は下記の通りです。
一般・低所得者 | 現役並み所得者 | |
75歳以上 | 1割負担 | 3割負担 |
70歳~74歳 | 2割負担 | |
6歳~69歳 | 3割負担 | |
義務教育就学前 | 2割負担 |
■扶養家族
健康保険では自分の親族などを扶養に入れることができます。扶養に入った親族の保険料は0円です。
健康保険に加入している労働者の家族が、保険料を負担することなく安く診療を受けることが出来ることは健康保険に加入する大きなメリットです。
2019年8月現在、健康保険制度には居住地の要件がありません。要件を満たした場合は、外国人労働者の海外に住む家族も扶養の対象になります。
2020年4月に改正健康保険法が施行される予定ですが、この改正で「被扶養者の要件に日本に住所を有する者であること」と居住要件が追加される予定です。健康保険法が改正されると、国外に住む家族には保険が適用されなくなります。
介護保険料は将来介護サービスを受けるための保険料となり、健康保険料と一体的に徴収されます。40歳以上の場合は、外国人の場合も保険料を負担しなければいけません。