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日本の社会保険制度① 労働保険について

  • 2019.09.10

日本の社会保険制度について

雇用保険社会保険制度は一般的に「労働者災害補償保険(以下、労災保険)」「雇用保険」「医療保険」「年金保険」「介護保険」の5つの保険制度のことを指します。


社会保険制度のうち、労災保険と雇用保険のことを「労働保険」と呼び、医療保険、年金保険、介護保険の3つを「社会保険」と呼びます。ここでは労働保険について確認します。

 


労働保険について

労働保険は雇用保険と労災保険の総称です。保険給付は両保険制度で別個に行われますが、保険料の納付等については一体のものとして取り扱われています。
 

労災保険について

労働者災害補償保険のことを労災保険といいます。労災保険は、労働者が業務上、又は通勤による怪我や病気、死亡した場合に被災労働者や遺族を保護するため必要な保険給付を行うものです。保険料は企業が負担し、労働者の負担はありません。


労災保険は、全ての労働者に適用されるため外国人の場合も日本人と同様に適用されます。アルバイトやパート等雇用形態を問わず、例え不法就労者の場合であっても適用されます。
 
>>労災保険についてはこちらもご覧ください

 

雇用保険について

雇用保険労働者が失業した場合や雇用が困難になった場合に求職者給付(基本手当)を受けとれる制度です。生活および雇用の安定や就職の促進を目的としています。


失業した際の基本手当が代表的ですが、教育訓練給付金や育児休業給付等も雇用保険料から賄われます。


31日以上雇用の見込みがあり1週間あたりの所定労働時間が20時間以上の場合、外国人労働者であっても雇用保険に加入しなければいけません。
※ただし、学生のアルバイト(特定活動)や雇用主、法人の役員の場合は加入できません。


雇用保険は、国、事業主、労働者が負担しています。保険料率は事業の種類ごとに異なり、事業主と労働者の負担割合が決められています。

 
 

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