・年賀状の準備
お正月に届く新年の挨拶状を年賀状と呼びます。お正月に間に合うように、お世話になった方へ年賀状を送る準備をします。デジタル化が進んでいるため、新年のお祝いをSNSで済ませてしまう方も多いかもしれませんが、手書きでメッセ―ジが書かれた年賀状は温かみがあり、送る相手にも喜ばれます。
・大晦日
年の最終日12月31日を大晦日(おおみそか)と呼びます。この日は各自が好きなように過ごしますが年が開ける前に年越しそばを食べる習慣があります。年越しそばは、お蕎麦のように細く長く、達者に過ごせる事を願って食べられます。また、深夜0時を挟む時間帯には寺院の鐘がつかれます。これは「除夜の鐘」と呼ばれる日本仏教の年中行事の一つです。
・おせち
食卓には1月の1日から3日にかけて食べる、おせち料理が並びます。おせち料理は重箱に入れることでめでたさを「重ねる」という意味が込められてます。また、新年を祝う意味で、お雑煮と呼ばれるスープの中にお餅が入った料理も食べます。
・お年玉
親戚の集まりでは子供たちが両親や親戚の叔父さん、叔母さんからお年玉をもらいます。お年玉はポチ袋とよばれる小さな便箋に入ったお金のことです。対象となるのは小学生未満から高校生までが一般的で、年齢が上がっていくにつれて金額も高くなります。
・しめ飾り
玄関口に飾る飾りです。家の入り口にかざることで災いが入ってくることを防ぐと言われています。神様を迎えるのにふさわしい場所であることを表します。
・門松
一年を縁起良く迎えられるために、玄関の前に飾られます。幸運をもたらしてくれる年神様に家に来てもらうための目印とされています。
・鏡餅
台に餅が二つ重ねられたもので、家の中に飾ります。鏡餅は年神様の拠り所とされており、鏡開きの日にそのお餅を食べることで年神様の運気や力を分け与えてもらうことができます。