マイナンバーが注目を浴びています
特別給付金の申請や2020年9月より始まるマイナポイントの付与で、マイナンバーカードが再び注目を集めています。マイナンバー制度は2016年に始まりました。外国人を含めた日本に住民票を持つ国民一人一人に12桁の番号が振り分けて管理する制度です。マイナンバーカードを発行することで身分証明書として利用することができます。
すべての国にある制度ではないため、外国人にとってはあまり聞き慣れないかもしれません。今回は日本で暮らす外国人が最低限知っておきたいマイナンバーに関する知識をご紹介していきます。
マイナンバーとは
マイナンバーの存在を知っている人は多いものの、用途や利便性を知っている人は少ないのではないでしょうか。マイナンバー(マイナンバーカード)は①社会保障②税③災害対策に関する手続きで利用することができます。
マイナンバー導入前の個人情報の管理は組織ごとに行われていたため、記録のミスや漏れが起こる等の問題点がありました。また、様々な手続きで個人情報の確認に手間がかかってしまい、手続の完了まで時間を要していました。
マイナンバーで個人情報を統合することで、様々な手続きがスムーズに行えるようになったのです。
通知カード
マイナンバーを通知するマイナンバー通知カードは2020年5月25日に廃止されています。お手元にある場合は記載事項が変更されている場合を除き、マイナンバーの申込書として使用することが可能です。
2020年5月25日以降に中長期の在留をすることになった外国人には、通知カードに代わり、「個人番号通知書」が送付されます。こちらはマイナンバーを証明する書類や身分証明書として使用することはできないため、なるべく早くマイナンバーカードの申請をすると良いでしょう。
マイナンバーカードの申請方法
下記の4つよりマイナンバーカードの申請方法を選ぶことができます。申込の際はマイナンバーカードに使用する顔写真が必要になります。顔写真のチェックポイントは
こちらでご確認ください。
・スマートフォンによる申請(スマートフォンのカメラで顔写真を撮影します。)
スマートフォンのカメラで交付申請書のQRコードを読み取り、申請用WEBサイトにアクセスしてメールアドレスを登録します。顔写真と申請情報を登録したら申請完了です。
・パソコンによる申請(デジタルカメラで顔写真を撮影し、パソコンに保存します。)
交付申請用のWEBサイトにアクセスします。画面にしたがって必要事項を入力し、顔写真を添付して送信します。交付申請書に記載の申請書IDが必要です。
・まちなかの証明写真機からの申請
タッチパネルから「個人番号カード申請」を選択し、撮影用のお金を入れて、交付申請書のQRコードをバーコードリーダーにかざします。
・郵便による申請
個人番号カード交付申請書に署名または記名・押印し、顔写真を貼り付けます。
知ってお得!マイナポイントって何?
2020年9月〜2021年3月の間、国の消費活性化策の一つとして、マイナンバーカードを活用した、マイナポイント事業が実施されます。好きなキャッシュレス決済サービスで使えるポイントが上限5,000円分もらえるお得な制度です。
マイナポイントの申請にはマイナンバーカードの取得が必要になります。対応するキャッシュレス決済サービスは
こちらよりご確認ください。
困ったときのお問い合わせ先
マイナンバーに関する相談窓口は英語、中国語、韓国語、スペイン語、ポルトガル語に対応しています。
・マイナンバー制度、マイナポータルに関すること全般
0120-0178-26 (フリーダイヤル)
・個人番号通知書、通知カード、マイナンバーカード、の紛失・盗難によるマイナンバーカードの一時利用停止を希望する場合
0120-0178-27 (フリーダイヤル)
まとめ
今回は外国人が知っておきたいマイナンバーに関する情報をお届けいたしました。マイナンバーカードは申請から交付まで1~2か月を要するするため、早めに申請し、マイナポイント取得の準備をすると良いでしょう。マイナンバーは利便性が高い半面、失くしてしまうと情報漏洩のリスクがあります。取り扱いに気を付けて管理するようにしましょう。
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