「特定技能1号」の在留資格の特徴のひとつとして「転職ができること」があげられます。
「技能実習」の在留資格は転職が認められていませんでした。
転職ができることは、「特定技能1号」としてはたらく上でとても大きなメリットですし、もし入社した会社が合わなくても他の会社ではたらくという新たな選択ができることはとても心強いですよね。
ですが、転職をすることは必ずしもいいことばかりではありません。
転職する際はリスクがあることも理解した上で、転職を考えるようにしましょう。
今回は、「特定技能1号」の在留資格で転職をする際の注意点についてご紹介します!
「転職をしたい」と思ったらまず考えるべきこと
・収入がない期間が発生する可能性があること
会社が変わると、
必ず
入国管理局へ
変更申請が必要です。
これは、転職先で今までと同じ
内容の仕事をする場合も
同様です。
なぜなら、在留資格ははたらいている会社に
紐づいて
認められるからです。
会社を
退職することになったら、「
退職した日から14日以内」に「
所属機関に
関する
届出」をしなければなりません。そして新たに「
在留資格変更許可申請」を行う必要があります。
特定技能での転職の場合は
原則、
退職をしてから
在留資格変更許可申請を行うことになるため、
上記のような
流れとなります。そして
実際に新しい会社ではたらくことができるようになるのは「新しい在留カードを受け取った後」からです。そのため、仕事ができない期間が発生する
可能性が高く、その期間は
収入がない期間となってしまいます。ですので、
最低でも1~2か月
程度は生活できるくらいの
貯金があると安心です。
・「特定技能1号」の資格ではアルバイトができません
退職をしてから新しい会社で仕事ができるようになるまでの期間はアルバイトができません。
・転職先の環境が今より必ず良くなるとは限りません
これは国籍や在留資格などは関係なく、日本人にも同じことが言えます。
待遇面(お給料や勤務地など)だけを重視して転職先を決めてしまうと、いざ新しい会社に入ったときにギャップを感じてしまうこともあるかもしれません。事前に調べることが可能であれば、ホームページなどで会社のことを調べたり、外国籍の方を雇用した実績があるかなどを知っておくといいと思います。転職をしたいと思ったら、まず登録支援機関の支援担当者に相談してみることがおすすめです。
・転職を何度も繰り返していると印象が悪くなることもあります
これは一概には言えませんが、ひとつの会社を数か月で退職したり、会社を頻繁に変えている人は企業の担当者に「うちの会社に入ってもすぐにやめてしまうんじゃないか・・」と思わせてしまう可能性があります。
ただ、短期間で会社をやめることになった理由をしっかりと自分の言葉で説明ができれば、逆にプラスにはたらくこともあります。まずは、何が原因で今の会社をやめたいのか、そして転職した会社でどんなことを頑張りたいのか、そしてどんなことを求めるのかを自分の中で整理しておく必要があります。
まとめ
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