ひとつ前の記事で、特定技能1号で転職をする際の注意点やリスクについてご紹介いたしましたが、今回はその続編です。
転職に対する考え方は、国によってさまざまですが、なかでも日本は転職に対してネガティブな印象が強い国です。海外では、キャリアアップやスキルアップのために転職をすることにマイナスの印象は少なく、逆に一般的なことと捉えられます。そのため、転職回数が多くても転職時に不利になるという考えはあまり持っていません。
それでは、なぜ日本は転職に対してネガティブな印象を持ってしまうのでしょうか。
今回は、「日本と海外の転職に対する考え方の違い」についてご紹介いたします。
ネガティブなイメージが強いのは、日本ならではの風潮が関係していた
日本には「
終身雇用制度」といわれる
制度があります。
これは、会社が
倒産などしない
限り、
定年(65歳)をむかえるまで同じ会社で働き続けることができる、という
制度です。つまり、
解雇される心配をしなくていい、ということになります。
この
制度のはじまりは、
戦争中の
時代背景がからんでいます。
戦争中は働き手である
成年男性が
徴兵され、人手不足が
深刻でした。そのため、国が
限られた
労働力をどのように使うかを考え、
管理するようになりました。そして戦争が終わると、この
風潮が
根付き、
定着していった結果が「
終身雇用制度」です。ですが、
近年は
業績に苦しむ企業も多く、社員を
終身雇用し続けるのは難しくなったことから、転職することは
一般的と考えられるようになりました。
日本人の転職回数に対するイメージ
先にご紹介したとおり、「終身雇用制度」が定着していたことから、日本人は、「ひとつの会社で長く勤めること=優秀」という考え方でした。
そのため、転職を何度も繰り返していると、「忍耐力がない」や「やりたいことが定まっていない不安定な人」といった印象を持たれてしまいがちです。業界や企業によって着目ポイントはさまざまなので、一概には言えませんが、20代の場合、転職が3回以上、30代の場合、転職が4回以上だと、採用担当の方が気に留めてしまうポイントとなる場合があります。ですので、母国とまったく同じ感覚で日本でも転職をすると、思わぬマイナスポイントとなってしまうことがあるので、転職は慎重に行うようにしましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
転職をポジティブに考える国も多いなか、日本はまだまだネガティブなイメージが
根強くなっています。とはいえ、キャリアアップやスキルアップのために転職を考える方が多くいるのも
事実です。
大事なことは、転職理由を聞かれたときに、しっかりと自分の言葉で説明ができることです!そしてその理由が前向きなものであるとなおいいです!
今回は「日本と海外の転職に対する考え方の
違い」についてご紹介いたしました!
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