外国人にとって在留カードは身分証の役割を果たすもの
日本に中長期在留する外国人にとって身分証の役割を担うのが、「在留カード」です。
現在では、金融機関や携帯電話事業者が取引を行う際、身分証明書などによる本人確認が義務付けらており、生活の様々な場面において本人確認の重要性が増しています。外国人の場合は、写真付きの身分証明書として本人確認の場面で在留カードが利用されることが想定されています。
そのため、外国人にとって在留カードは常に携帯すべき大切な本人確認資料です。
在留カードには、氏名や年齢、住所などの情報のほかに在留資格や在留期限など外国人が日本ですることができる活動内容や期間が記載されています。在留カードの見方については、下記リンク先の記事をご確認ください。
>>外国人採用時の注意点(在留カードのチェックポイント)
在留カードの偽造問題について
前述のように、在留カードには外国人が日本で出来る活動の範囲や滞在期限が記載されています。在留カードに記載されている情報は、企業が外国人を雇用するか判断する際にも重要な情報となります。
たとえば、在留期間(満了日)が過ぎた外国人労働者が就労していると当該外国人は不法就労となります。また、雇用主も不法雇用となり責任が問われます。そのため、企業は外国人を雇用する場合、あらかじめ在留カードを確認し、在留資格や在留期間を把握しておく必要があります。
■目検による在留カードの確認方法
日本に在留する外国人にとって日本で活動できる範囲を示す貴重なものであるため「偽造在留カード」の問題が度々発生しています。しかし、在留カードは巧妙な造りになっており、きちんと目検で確認することによりある程度は偽造の在留カードと本物の在留カードを見極めることが可能です。
下記に確認のポイントを記載します。
- 本物のカードは上下方向に傾ければ、「MOJ」の文字の周辺の絵柄が、ピンクからグリーンに変わります。
- 本物の在留カードはカードを左右方向に傾ければ、「MOJ」のホログラムが、立体的に動きます。また、この銀色のホログラムの見る角度を90度変えれば、白黒の文字が反転します。
- 本物の在留カードは暗い場所でカードの表に強い光を当てて透かして見ると、「MOJMOJ…」の文字が見えるようになっています。
>>参考資料. 法務省 入国管理局「在留カード及び特別永住証明書の見方」
また、出入国在留管理庁のWEBサイト「在留カード等番号失効情報照会」では、在留カードの番号などの必要事項を入力することで、入力されたカード番号が失効していないかを確認することができます。こちらも併せてご活用ください。
>>参考URL. 出入国在留管理庁「在留カード等番号失効情報照会」
■ICチップによる確認
本物の在留カードであることの確認方法としてICチップを確認するという方法があります。在留カードにはICチップが内蔵されており、ICチップを内蔵することにより、偽造カードの作成が極めて困難になります。
Stay Workerでは、外国人材を企業にご紹介させていただくにあたり、専用の機械を使用して在留カードにICチップが内蔵されていることを確認しています。そのため、偽造カードのリスクを軽減することができます。外国人雇用をご検討されている企業の方は、是非Stay Workerにご相談ください。
Stay Workerは登録支援機関です。特定技能1号の外国人材のご紹介をしております。外国人の採用をご検討されている方はお気軽にご相談ください。