「特定技能」に関する二国間取決め(MOC)について
新たな在留資格「特定技能」が2019年に制定されて以来、2021年1月25日現在まで外国人材の送出しが想定される13か国(フィリピン、カンボジア、ネパール、ミャンマー、モンゴル、スリランカ、インドネシア、ベトナム、バングラデッシュ、ウズベキスタン、パキスタン、タイ、インド)との間で特定技能に関する二国間の協力覚書が結ばれています。協力覚書は悪質な仲介事業者の排除を目的とし、情報共有の枠組みの構築を内容とするための政府間文書(MOC)です。
MOCのポイントは下記の2点です。
■情報共有
特定技能外国人の円滑かつ適正な送出し・受入れの確保等のために必要又は有益な情報を速やかに共有すること。この情報には、特定技能外国人に係る求人・求職に関与する両国内の機関による以下の行為に関する情報を含みます。
- 保証金の徴収、違約金の定め、人権侵害行為、偽変造文書等の行使及び費用の不当な徴収 など
■問題是正等のための協議
- 定期又は随時に協議を行い、本制度の適正な運用のために改善が必要と認められる問題の是正に努めること。
今後、MOCを締結した国での技能試験や日本語試験の開催等が進められていく予定です。「特定技能」の在留資格で外国人人材を受け入れるにあたり、MOCの内容を遵守し正しく運用していく必要があります。
参考URL:法務省 .特定技能制度施行に向けた準備状況について
「特定技能」に関する二国間取決めに関するこれまでの取り組み
- 2019年3月19日 フィリピンとの特定技能に係る協力覚書(MOC)署名
- 2019年3月25日 カンボジアとの特定技能MOC署名 / ネパールとの特定技能MOC署名
- 2019年3月28日 ミャンマーとの特定技能MOC署名
- 2019年4月17日 モンゴルとの特定技能MOC署名
- 2019年6月19日 スリランカとの特定技能MOC署名
- 2019年6月25日 インドネシアとの特定技能MOC署名
- 2019年7月1日 ベトナムとの特定技能MOC署名交換
- 2019年8月27日 バングラデッシュとの特定技能MOC署名交換
- 2019年12月17日 ウズベキスタンとの特定技能MOC署名交換
- 2019年12月23日 パキスタンとの特定技能MOC署名交換
- 2020年2月4日 タイとの特定技能MOC署名交換
- 2021年1月18日 インドとの特定技能MOC署名交換
各MOCの内容いついては下記リンク先よりご確認ください。
参考URL:法務省.特定技能に関する二国間の協力覚書
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