2022年2月18日から3月3日の期間に、在留外国人の方計40,000人を対象に、出入国在留管理庁による基礎調査が実施されました。
今回は出入国在留管理庁が公表した調査結果をもとに、在留外国人の方々がどのようなことを不便と感じているかなどについて簡単にまとめさせていただきました。
同じように日本に在留する外国人の方々のご意見として、ぜひチェックしてください!
※この記事は出入国在留管理庁のホームページを参考に作成しています。
調査概要
■調査対象
18歳以上の中長期在留者及び特別永住者 計40,000人
※2022年1月17日時点において、直近の上陸許可年月日から1年以上経過している者に限る。
■有効回答
・配布数:40,000件 ・有効回答:7,982件/回答率:20.8%
■調査項目
在留外国人が職業生活上、日常生活上及び社会生活上で抱える以下の項目に係る問題等を調査。
日本語学習、情報の入手・相談対応、医療、災害・非常時の対応(新型コロナウイルス感染症関連)、住宅、子育て・教育、仕事、社会保険 等
■回答者属性
・回答者の国籍・地域は、「中国」(28.8%)、「ベトナム」(16.4%)、「ブラジル」(11.5%)の順に多い。
・回答者の在留資格は、「永住者」(29.0%)、「技術・人文知識・国際業務」(14.4%)、「技能実習」(12.1%)の順に多い。
調査結果
※公表されている調査結果から抜粋してご紹介します
調査結果は以下からご確認いただけます。
在留外国人に対する基礎調査 | 出入国在留管理庁
・「日本での生活に困らないために知っておいたほうがいいと思う情報」について(有効回答:7,982)
1位:税金(57.1%)
2位:年金・社会保険(56.9%)
3位:医療・福祉(54.5%)
4位:労働・雇用(52.0%)
5位:住民登録(50.7%)
・「公的機関が発信する情報を入手する際の困りごと」について(有効回答:7,538)
1位:多言語での情報発信が少ない(34.1%)
2位:やさしい日本語での情報発信が少ない(17.4%)
3位:公的機関のウェブサイト上で、必要な情報にたどりつくことが難しい(17.0%)
・「病院で診察等を受ける際の困りごと」について(有効回答:7,982)
1位:どこの病院に行けばよいか分からなかった(22.8%)
2位:病院で症状を正確に伝えられなかった(21.8%)
3位:病院の受付でうまく話せなかった(16.1%)
・「新型コロナウイルス感染症の影響の困りごと」について(有効回答:7,982)
(情報入手)
1位:信頼できる情報をどこから得ればよいか分からない(18.3%)
2位:情報の入手に時間がかかる(10.1%)
3位:多言語で発信されていないため分からない(10.0%)
(生活面)
1位:出入国制限のため帰国できない(海外に行けない)(36.5%)
2位:仕事(収入)、授業が減った・なくなった(34.0%)
3位:支出が増えた(29.9%)
・「支援に関して望むこと」について(有効回答:7,982)
1位:どこに相談すればよいかを適切に教えてくれる(48.0%)
2位:オンライン(SNS含む)で相談に応じてくれる(31.0%)
3位:丁寧に聞いてくれる(25.2%)
まとめ
いかがでしょうか?
みなさまと同じように日本で暮らしている外国人の方たちが日常的に感じていることです。
やはりことばの壁についての回答が多いようですね。
とくに「税金」の種類や仕組みは日本人でも理解するまでに時間がかりますし、「困っているときにどこに相談すればよいかが分からない」なんてことも頻繁におこります。
やさしい日本語や多言語対応がされていない情報元についてはできるだけ早く対応をしてほしいと願いますし、私たちSTAY WORKERも少しでもみなさまのお役に立てるよう、情報発信を続けていきます!
これからもご覧いただけるとうれしいです!
日本での就職の悩みはSTAY WORKERにお任せください。