日本ではたらいていると、母国にはない独特な文化を感じる瞬間が誰にでもあるかと思います。
たとえば、お昼過ぎに出社をしてきた社員に「おはようございます!」と声をかけられたことはないですか?
もう朝ではないのに・・といったささいな違和感だと思いますが、
日本の特有の文化であることを理解するとすっきりする部分もあると思います!
ぜひ今回の記事もチェックしていただけると嬉しいです^^
ビジネスにおいて「おはようございます」は朝だけのあいさつではない!
冒頭でも書いた通り、午後に出社をしてきた人から「おはようございます」とあいさつされることはビジネスにおいて珍しくありません。
時間帯に限らず、その日はじめて会った職場のひとに「おはようございます」とあいさつをするのは
間違いではありません。特に飲食店では広くこのあいさつが使われています。
「お疲れさまです」「ご苦労様です」の使い方に注意
「お疲れさまです」はビジネスシーンでは多く使われることばですね。身分や立場に関係なく使うことができます。
ですが、自分の会社の人以外(取引先など)に使うのはふさわしくないとされています。
自分の会社の人以外には、「お世話になっております」や「お世話さまです」を使うのが一般的です。
そして「お疲れさまです」と同じ意味合いで「ご苦労さまです」という言葉が使われることもありますが、この使い方には注意が必要です。
「ご苦労さまです」は目上の人には使いません。つまりあなたの上司にこの言葉を使うと失礼になります。
「ご苦労さまです」は(立場が)上の人から(立場が)下の人へ使う言葉です。
自分の会社以外の人と話すとき、同じ会社のひとを「〇〇さん」とは呼びません
あいさつとは少し異なりますが、自分の会社以外の人と話をする機会があるとします。電話対応をする場合は多くが社外の人ですよね。
ここで間違えやすいポイントを以下にあげさせていただきます。今回は電話対応をイメージした会話例です。
【間違った例】
(あなた)お電話ありがとうございます。株式会社〇〇です。
(相手)お世話になっております。〇〇株式会社の佐藤です。鈴木さんはいらっしゃいますか?
(あなた)鈴木さんは今席にいません。
【正しい例】
(あなた)お電話ありがとうございます。株式会社〇〇です。
(相手)お世話になっております。〇〇株式会社の佐藤です。鈴木さんはいらっしゃいますか?
(あなた)申し訳ございませんが、鈴木は今離席しています。 ※離席・・・席を離れていること
番外編:ホウレンソウって知ってますか?
日本の会社はホウレンソウ=報告(ホウ)・連絡(レン)・相談(ソウ)を大切にします。
基準がとてもあいまいな言葉ではあるのですが、
簡単にいうと、情報共有をしっかりすること、なにか分からないことや困ったことがあれば一人で判断せず相談することを意識してほしいという意味合いに置き換えられると思います。
いかがでしょうか。
日本ではたらいていると、日本独特の立ち振る舞いやマナーを目にする機会も多いと思います。
疑問に思ったらまずは日本人に聞いてみることが一番です。
お互いが気持ちよくはたらくことができる環境づくりはコミュニケーションが欠かせません。
ぜひこれをきっかけにインターネットで調べてみたり、周りの人に聞いてみたりしてください^^